WiMAXの通信速度はどれくらいか

WiMAX系の通信サービスでは、現在、従来のWiMAX方式に加えて、より高速での通信を可能にするWiMAX2+のサービスが始まっています。

さらにWiMAX2+ではより高速の通信を実現可能にする、キャリアアグリゲーション(CA)方式や、4×4 MIMO方式による通信サービスが導入されつつあります。

これらWiMAXの各種通信方式ごとの論理的な通信速度をまとめてみます。

WiMAX方式

従来のWiMAX方式では、最大40Mbpsでの通信が可能になっています。

MbpsはMega Bits Per Secondの略で、1秒当たり40メガビットのデータのやりとりが行えるという意味です。
1バイトは8ビットですので、最大1秒間に5メガバイトのデータのやりとりが可能、ということになります。

この数字は理論的な最大値ですので、様々な条件により実際にはここまでの数字は出ないことがあります。

今後の計画では、WiMAX方式での通信は現状の40Mbpsから1/3の通信速度の13.3Mbpsに減速されていきます。
これはWiMAX2+のキャリアアグリゲーション方式の実装の影響です。

現在UQ WiMAXに割り当てられている電波の幅は50MHzですが、CAが導入される以前は、30MHzをWiMAX方式で、残りの20MHzをWiMAX2+方式で利用しています。
CA方式ではWiMAX2+の電波が2つ必要となりますので、この対応を行った地上局では、WiMAX方式に10MHz、WiMAX2+には20MHz x 2の電波の割り当てになります。

このためCA方式の対応が済んだエリアでは、WiMAX側で使える電波の幅が1/3となり、その分がそのまま通信の最大速度に反映されるのです。

この地上局のCA対応を一気に行ってしまうと、従来のWiMAX利用者の多い地域では影響が大きくなってしまうため、
WiMAX地上局のWiMAX2+ CA方式への対応は、WiMAXでの通信の利用の少ない地域から順次導入される形になります。

その間に従来のWiMAXからWiMAX2+のプランへの乗り換えを促すキャンペーンなどで、利用者の多い地域でも出来るだけWiMAX2+の利用にシフトしてもらい、
WiMAX側の利用が減ってきたところでWiMAX2+のCA化を進める方針のようです。

WiMAX2+方式

WiMAX2+方式では、基本的には最大110Mbpsでの通信が可能になります。
一般的な光ファイバの固定回線が100Mbps~となっていますので、スペック上は光回線に匹敵するだけのものになっています。

こちらだとバイト単位では、毎秒最大13.75MBの通信が行えるということになります。

WiMAX2+のキャリアアグリゲーション方式

最大110Mbpsで通信可能なWiMAX2+の電波を2本捕まえて束ねることで、
最大220Mbpsでの通信を利用可能にするのがキャリアアグリゲーション方式です。

この方式を利用するには地上局側の対応が必要で、現時点では地上局のCA方式の対応が終わったエリアでしか最大220Mbpsでの通信を行うことが出来ません。

WiMAX2+の4×4 MIMO方式

WiMAX2+の電波1つの中で、通信のやりとりを多重化することで通信速度を上げる方式です。

WiMAX2+化対応では当初から4×4 MIMO方式での通信を見込んだ設計となっていますので、
WiMAX2+への対応が終わっている地上局では既に4×4 MIMO方式での通信が利用が可能な状態となっています。

つまり基本的にはWiMAX2+対応エリアで4×4 MIMO方式に対応する通信端末を利用すれば、
どこでも最大220Mbpsでの通信を行える可能性があるということになります。

ただ、4×4 MIMOの効果が現れやすいのは、建物による電波の反射などが利用しやすく電波状態の良い都心などとされています。

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