WiMAXとWiMAX2+との違い

WiMAX方式とWiMAX2+方式とでは通信方法の規格が別となっています。

WiMAX2+はWiMAXの方式を進化させたものですが、相互の互換性はありません。

WiMAX2+のみに対応する機器はWiMAX方式のみサービスが行われているエリアでは、インターネットに接続が行えません。
また逆に、WiMAX方式にのみ対応する機器では、WiMAX2+のみサービスが行われているエリアでは、インターネットが利用出来ません。

ただ実際には、多くののWiMAX2+対応端末はWiMAX方式での通信にも対応しています。

このほか両者の間には、最大通信速度などにも違いがあります。
WiMAXとWiMAX2+の違いをまとめてみましょう。

最大通信速度

WiMAX方式の通信の最大速度は、下りが40Mbps、上りが15.4Mbpsとなります。

ただし、現在UQ WiMAXではWiMAX2+のキャリアアグリゲーション方式への対応作業を行っており、
この更新作業が完了した地上局では、WiMAX方式での通信速度が下り最高13.3Mbpsへと減速されます。

これに対しWiMAX2+では、基本的には下りが最高110Mbps、上りが最高10Mbpsでの通信が可能になります。

WiMAX2+では、さらに通信速度を向上する技術が導入されています。

その一つが上記のキャリアアグリゲーション(CA)方式で、2つのWiMAX2+の電波を捕まえて束ねて同時に利用することで、
通信の最大速度を下り220Mbpsに引き上げる技術です。

地上局の対応作業を行ってWiMAX側の電波の幅を絞った後、WiMAX2+の電波を2つ扱えるようになるまで、
CA方式での通信の高速化は利用出来ません。

現在は、WiMAX側での通信の利用が少ない地域から順次対応作業が行われています。

もう一つの方法が4×4 MIMOと呼ばれる方法で、こちらの方法ではWiMAX2+の電波1つだけの中で、
複数のアンテナを利用して通信を多重化することで転送速度を引き上げる方式です。
こちらも通信の最大速度は下り220Mbpsとなります。

4×4 MIMO方式はWiMAX2+での通信の規格に最初から組み込まれていた方法で、
既にWiMAX2+に対応している地上局ではこちらの方式を使用した最高220Mbpsでの高速通信が利用可能になっています。

このため端末側が4×4 MIMOに対応していれば、WiMAX2+に対応しているすべてのエリアで最高220Mbpsでの通信が行える可能性があります。

対応端末

現在販売が行われている端末はすべてWiMAX2+での通信に対応しています。
ただ機種により対応の内容が微妙に異なっていますので注意が必要です。

Speed Wi-Fi NEXT WX01は、4×4 MIMO方式での最大220Mbpsでの通信に対応しています。
そのかわり、auのLTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモードが利用出来ません。
CA方式も利用出来ません。
WiMAX方式での通信には対応します。

Speed Wi-Fi NEXT W01は、CA方式での最大220Mbpsでの通信に対応します。
また、auのLTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモードが利用可能です。
その代わり、4×4 MIMO方式と、WiMAX方式による通信には対応しません。

URoad-Home2+はWiMAX2+対応の据え置き型のルータです。
WiMAX2+に対応しますが、4×4 MIMOやCA方式には対応しておらず、通信速度は下り最高110Mbpsまでとなります。
WiMAX方式での通信に対応しています。

料金

WiMAX対応のプランはすべて毎月のデータ通信量に制限のないプランですが、
WiMAX2+対応プランにはデータ通信量が無制限とならないプランもあります。

UQ Flatツープラスのプランでは、毎月のWiMAX2+経由の通信データ量が7GBまでの制限になります。
これを超えてしまうと、その月の間はWiMAX2+での通信に最高通信速度が128kbpsとなる速度制限がかかります。
WiMAX側の通信には影響はありません。

また、WiMAXの通信は、一時的に大量のデータを使用するようなケースでも速度制限が行われることはありませんが、
WiMAX2+のプランは、直近3日間で3GB以上のデータ通信を行った場合には、通信速度の制限が行われる場合があります。
ただしこの通信速度制限は比較的ゆるめで、YouTubeの標準画質の動画が問題なく視聴出来る程度の通信速度とされています。

また、WiMAX2+対応のプランでは、LTE回線を利用するオプションを付けてLTE回線側の通信データ量が月7GBを超えると、
WiMAX2+にも通信速度が最高128kbpsとなる速度制限が課されます
この場合の速度制限はLTE回線だけではなく、WiMAX2+側にもかけられることには注意が必要です。

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