UQ WiMAXの言う「ヤ倍速」ってなんのこと?

UQWiMAXはしばらく前から「ヤ倍速」というキャッチコピーで、WiMAX2+のキャンペーンを大々的に展開してきました。
さてこの、「ヤ倍速」って一体何のことでしょう?

最高転送速度2倍

2015年春からWiMAX2+の最高通信速度は、それまでの110Mbpsから220Mbpsに引き上げられました。
理論的な通信速度の最大値が倍速、というわけで、ヤ倍速と銘打ってのキャンペーンだったわけです。

この最大通信速度の倍速化を実現するには、2つの技術が使われています。
それは「キャリアアグリゲーション(CA)」と「4×4 MIMO」という技術です。

これらについて簡単に説明してみます。

キャリアアグリゲーション

携帯電話回線でもこの言葉が使われるようになってきていますが、キャリアアグリゲーションとは、
通信用の電波を2つ以上捕まえて、それらで行われるデータ通信を束ねることでトータルの転送速度を引き上げる技術です。

今のところ携帯電話回線のLTE回線でも、WiMAX2+でも2つの電波を束ねて利用する技術が導入されています。

WiMAX2+では110Mbpsの通信の行える通常のWiMAX2+の電波2つを束ねますので、
最大の通信速度は単純に2倍となって、最高220Mbpsの通信が行える、となります。

4×4 MIMO

キャリアアグリゲーションが2つの電波を利用して通信速度の向上を図る方式であるのに対して、
4×4 MIMOでは、1本の電波の利用だけで通信速度の向上を図ります。
単純化して言うと、1本の電波の中で行う通信の多重化を進める形で、一度に通信可能なデータ量を増やします。

こちらの方式でも、最大通信速度は従来のWiMAX2+の通信の倍速となる、220Mbpsとなります。

ただしこちらの方式では、処理の方式が複雑になって重い処理になりますので、
端末の消費電力が増えて、モバイルWi-Fiルータではバッテリー駆動時間が短くなるデメリットもあります。

2つの方式の利用上の相違点

キャリアアグリゲーション方式を利用出来るようにするためには、地上局の対応工事が必要です。
従来のWiMAX2+とWiMAXを一緒に利用してきた環境ではWiAMX2+で利用出来る電波が1つしかなかったため、
そのままではキャリアアグリゲーションの利用が出来ません。

このため、WiMAXで使っていた電波の一部をWiMAX2+側に開放して、WiMAX2+の電波を2本にする工事が必要です。
この工事に伴って、WiMAX側は最大の通信速度が40Mbpsから13.3Mbpsに減速されます。

この対応工事はWiMAXの通信量の少ない地域から徐々に行われているため、
まだキャリアアグリゲーション方式による、最高220Mbpsの通信が行える地域は限られています。

4×4 MIMO方式は実はWiMAX2+サービスの当初から地上局側は対応が出来ており、
4×4 MIMOの対応端末さえあれば、すべてのWiMAX2+エリアで最高220Mbpsの通信が行える可能性があります。

このため現時点では、4×4 MIMO方式の方が最高220Mbpsでの通信の対応エリアは広くなっています。

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